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プロコーチへの道

セッション#9

今日、3ヶ月継続のセッションを実施したクライアントさんのお一人と最後のセッションを迎えた。

とても真面目で誠実な方なので、最初は袋小路に陥っているような状況で、グルグルと悩みどうして良いか分からない、そんな状態からの出発であった。

セッションを重ねていく内に、混乱した状況が一つ一つ片付けられていき、手段と目的が逆転していた事に気づく場面もあった。あるいは、違う視点で考えられるような場面もあった。

最後、印象的だったのは、私のコーチングが終わった後も、自分でできるような考え方を身につけたい、そのためにこれまでのセッションを振り返りたい、というクライアントさんの目的意識がしっかりあったことだ。

一つ一つクリアになってきた中で、時間がたち途中でまた立ち止まることもある。そこで自分で前に進むためには、どうすればよいか、ということだ。

これはこれまでのセッションの中でやってきたことであり、それを振り返りたい、というのは的を得ている。

いまいま立ち止まっていることについてお話を聞かせてもらい、そこに対するアクションを決め、更にはまだ消化不良だった部分をもう一度考える時間を設けた。

その結果、クライアントさん自身の気づきが言葉として現れ、そのことで今後のやり方の学びにも繋がったのだ。

なるほど、クライアントさんが巣立っていく、というのはこういうことなのだなぁ、と感慨深くなり、これまでのセッションを振り返り対話を重ねてきた道筋をクライアントさんと会話しながら思い返す、というのは何がどう変化したか、何が出来てきたかを改めて認識できるので、とても良いなぁ、と勉強にもなった。

 

クライアントさんからのフィードバックとして、私への評はとてもポジティブなもので、非常に嬉しかったし、一人で悩んでいたことを、一緒に解決していく、その手助けをするというのは、信頼の上になりたつパートナーだからこそ手助けできるものだ。これがコーチ側の独善になってしまうと、ただの独りよがりになってしまう。

その意味で、クライアントさん自身が確実に歩きだして具体的なアクションを取っているし、これからも自分で、私のコーチングなしでもどうやっていけるか、とご自身で意欲された事を最後に迎えられたのは、クライアントさんが前向きに変わるその手助けができたのだ、と思わずにはいられない。

有り難いことに、そのクライアントさんは知り合いにもコーチングに興味がある人がいて、私のことを紹介していただけるようだ。

そこで問われたのが、料金だ。これはいつか迎える壁であり、以前先生にも考えておいたほうが良いと最初に言われた点でもある。

そして、伝えた。

1ヶ月2万円、月2,3回、継続3ヶ月。これが私のいまの基準だ。

そして、知り合いの紹介の場合は、1ヶ月1万5千円。

クライアントさんは、私のセッションの成果を振り返り、その経験からいっても、この金額は妥当だと言ってくれた。それを一つ、自分の糧とさせていただこう。

クライアントさんから言われて、私自身もそう思う点としては、コーチングを知らない人はまだまだいるが、目的意識(本当に悩んでいること)がちゃんとあれば、コーチングはおすすめできるものだ。逆に、あまり目的がないと、うまく機能しない。あるいは、すぐに解決してコーチングを続ける必要がなくなる。

なので、コーチングをおすすめする際は、ある程度対象が決まっていたほうが良いのだ。ただ、なんとなく、だけだと具体的な行動にも繋がりにくいのだし、コーチングセッションをやった後の成果としても実感しずらくなるだろう。

 

ということで、このセッション「ナンバーナイン」は、私にとって一歩前にすすむきっかけともなった。これも私にとっての新しい挑戦である。ちょっとドキドキしているけど。