職場でコーチング
今日は職場でコーチングの感覚でコミュニケーションできた時間があった。
チームのとある二人のメンバー同士が関係が悪く、それぞれに理由はあるのだが、一方はそれに腹を据えかねて上司に問題報告もしている。
人間関係の問題は、どちらか一方にだけ問題がある、というのはなく、それぞれに問題がある部分はある。
じゃあその上でどうするか、なのだけど、まずは当人が相手のことをどう思っているのか、関係が悪い要因に何があるのか、聞かせてもらう。
つまり、クライアントの口からクライアントの認識を語ってもらい、その風景を知る、ということだ。
今日一人の風景を語ってもらった。本人にだけ問題行動しているように受け取っている、というものだ。
周りからはそう見えないか?としきりに聞いてきたが、問題行動だと思う部分は、程度はあれど他の人でも起こること、ではある。ただ、極端に起きているところは、ある。
ではなんでそうなるのだろう。
そして、そうさせてしまった要因は、ご自身側で何かきっかけなどあるだろうか。
自分では気付かずに、何らか傷つけてしまった、あるいは信頼を損ねることをした可能性は。
疑いの目を、相手に向け続けていても憎悪が増すだけだ。
相手に聞いてみないことには何も分からない。
それと、自分に目を向ける、ということも必要だ。
そうしたことを考えるとともに、原因を探っても分からないだろうから、今後どうしていきたいか、ということも聞く。
そのためには、何ができるだろうか、ということも。
クライアントの視点を変えることで、思考を刺激すること。
クライアントが考えていない部分を考えてもらうために。
その場で答えが出てはこなかったが、そういう視点で考えてもらうきっかけは与えられたと思う。
これが良くなる第一歩、だと信じている。