訊く技術 その2 (というか4)
本日もコーチングの授業。
引き続き訊く技術のテーマだ。
前回の思い返しを冒頭にした時に、思ったよりも思い出せない。
抽象化と具体化の話であり、いまブログを読み返して自分の相談内容を思い出したくらいだ。
先生の視点で考えると、生徒がどれくらい真剣に授業に望んでいるか、その姿勢が伺い知れる時間だよなぁと思う。高いお金を払ってまで受けている、その意識がどこまであるのか、という観点もある。自分自身に問いかけたい。。
さて本日は「くらべる」というお話だ。
結論をいえば、「クライアントが語っていない部分を語ってもらうための質問」であり、言い換えるとクライアントが明らかにしていない視点の質問を投げかける必要がある。
ある・ない
やる・やらない
あるいは量や空間で
多い・少ない
広い・狭い
というように、クライアントの中の曖昧なものを、分かりやすくするための手段として、こうした比較の質問を投げかけるのだ。
これはコーチが頭を柔らかくして、多くの着眼点を持っている必要がある。
そのためには、言葉、をより多く持っていると役に立つ。
自分の頭の中にある思考、あるいは概念というのは、言葉によって形となる。
伝えるのも言葉だ。なので、言葉をしっかり持っておく、考えていることを言葉で明確にしておくと良い、というのが今日の講座でのアドバイス。
これって大事なことだよなぁ。
なんとなく考えていることを、その勢いのまま話しながら言葉にしていく、ということが多いのだけど、そうすると話がぼやっとする。あっちこっちにもいく。
端的に表現できるような言葉まで予め落とし込んでいると、パッと言う時にするっと言える、のであれば、普段から明確な言葉を使うよう意識していた方が良い。
それ以外のところでは、クライアントとの距離が重要だと改めて思う。
クライアントの話に前のめりで聞いてしまうと、客観的な質問ができない。距離感が大事で、クライアントが考えていない部分はどこだろう、というコーチ側の思考を曇らせてはいけない。
言葉を明確に、思考を広く、距離を大切にして、コーチングをすること。
さて一番重要なのは、これを真剣に日々練習・実践できるか、だ。
ぼやっと過ごしていると、習得できないまま時間が過ぎていく。頑張れ私。